2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ビフォーアフターを書いてみよう

「売れる本を作るために、差別化しなければ・・・」こう焦っている方は少なくないように感じます。売れる本を作るには、差別化ももちろん必要ですが、差別化にとらわれすぎないことが重要です。昨日、差別化よりも個別化ということで、そのヒントを一つ紹介…

差別化を考えたら、まずやること

「私が書きたいテーマは、すでにたくさんの方が本を出しているし、差別化をはかっていかないとならない」こんなことを考えていませんか?これは半分正解で、半分不正解です。まず、差別化をはかろうという考え方自体は、間違っていません。書店に行けば、ベ…

資格をとればすぐに出版できるわけではない

「資格をとって、専門家になれば、そのうち出版するチャンスに恵まれるだろう」なんて、あまいこと考えていませんか?税理士さんに弁護士さん、社労士さん、行政書士さんなど、仕事がらいろいろな士業の方とお話をしますが、冒頭のことがいかにあまいことか…

収益ポイントを探そう

私の親もそうでしたが、企業にひとたび勤めたら、定年を迎えるまで勤め上げるのが一般的でした。親の世代はいわゆる団塊世代と言われる世代で、終身雇用制度に守られていたわけです。私が今ここで声高に叫ぶ必要がないくらい、この制度が機能しなくなってい…

今のブームは追うべきではない!

「いま、こういうテーマを書いたら売れると思うんですけど、いかがでしょうか?」こんなことをおっしゃる方も少なくありません。おそらく私以外の編集者にもこんな話をしていることも、容易に想像できます。たしかに、そういう提案自体は、その方の自信の表…

個人事業主はもう一本収入源を用意しよう

「本業以外にも何か副収入が欲しい」「会社経営が順調な今のうちに収入源の柱をもう一つ仕込んでおきたい」こんなことを考えている方も少なくないでしょう。5月時点での話ではありますが、帝国データバンクはコロナショックにより、7年ぶりに倒産件数が1万社…

プロとしての哲学、持っていますか?

2003年4月に出版社に入社して以来、ビジネス書の書籍編集者としての仕事をメインでやってきましたが、独立して今になって、非常に痛感することがあります。それは、プロとしての哲学を持っているか、ということです。おかげさまで、さまざまな業界で活躍され…

時にはテーマをぼやけさせてみる

こうまるさんによる写真ACからの写真 いろいろと人と会って、お話をお伺いしていると、こんな悩みをよく聞きます。「出版してみたいけど、出版テーマが決まらない」なかには、自分は何の専門家なのかも認識し、自分の独自性もわかっているけど、出版テーマが…

『Pretender』の世界観を出版デビューにからめて語ってみた

acworksさんによる写真ACからの写真 ヒゲダンのヒットソングについて語ります。ヒゲダンといっても、トランプカードのキングのような恰好をして、「ルネッサーンス」と言いながら乾杯する芸人ではありません(失笑)なんと、official髭男dismによる『Pretend…

失敗談を書くべき本当の理由

acworksさんによる写真ACからの写真 いやあ、昨日の『半沢直樹』もよかったです。堺雅人さんのあの迫力はなんなんでしょう。刑事ものさながらに問い詰めていくシーンは、なかなか見どころがありました。カタルシスを覚えた方も少なくなかったのではないでし…

『半沢直樹』に見る出版のアドバイス

sumochannuさんによる写真ACからの写真 『半沢直樹』のセカンドシーズンが好調のようですね。主演の堺雅人さんはじめ、香川照之さんなど、少々濃いめの演技が何か癖になりますよね。今後、どんな展開を迎えるのか、楽しみで仕方ありません。さて、『半沢直樹…

出版の下準備としてやっておきたい習慣

「ゆくゆく出版したいな」こう思っていたとしたら、必ずやっておいたほうがいいことがあります。しかも、お金をかけずにできるため、はっきり言って、やらない理由はありません。あまりじらしてもしょうがないので、簡単に申し上げます。次の二つです。・「…

輝かしい経歴がなくても出版化できる理由

15年ほど前、こんなタイトルの本が売れていました(日本実業出版社の刊行) 「輝かしい経歴を誇っていたり、業界トップクラスの成績を収めない限り、本は出せない・・・」そんなふうに思っていませんか?正直言って、誰もがかなわないような成績を収めていれ…

あの人はなぜ、TVに出ることができたのだろうか?

ダイヤモンド社より刊行 サンデージャポンなどを観ていて、「なぜ、こんな人がコメンテーターをしているんだ?」こう思ったこと、ありませんか?たとえば、ここ数年でいうと、北野唯我さんは彗星の如く現れてきました。TVをご覧になって、「彼は何者なんだ!…

チャンスをつかめる人の習慣その2

前回の記事がかなり読まれたようですので、今日はその第二弾を書きます。ちなみに今、この記事を執筆している場所は、渋谷にある東急ハンズの近くにある、ホテルkoeのラウンジです。落ち着いた雰囲気の中で、執筆するのは非常にいいですね。今度、打ち合わせ…

私の強み【自己紹介】

今年の三月から、フリーランスで編集の仕事をしていると伝えると、「あなたの強みは何ですか?」と聞かれることがあります。そこで、今になって自己紹介的な内容なので、いまさら感満載なのですが、どういうことを考えているか、紹介してみようと思います。…

チャンスをつかめる人の習慣その1

「チャンスの神様は前髪しかない」という話を聞いたことのある人も少ないでしょう。もちろん、毛髪の少ない神様だと、言いたいわけではありません。つまり、チャンスの芽を見つけたら、すぐに飛びつかないとチャンスを得られないということですよね。それに…

顧客になる人、ならない人とは?

今日は新規の打ち合わせが入ったため、新宿でお互いの仕事や出版について、いろいろと話し合いました。私自身、有意義な時間を過ごせましたし、その方の想いもとても賛同できるものでしたので、これからも良好な関係を続けていきたいと思うようになりました…

自分に本当に大事なことに気づく本の読み方

今まで多くの経営者や成功者にお会いしてきて、「スキル」よりも「考え方」が大事だという話を聞いてきました。「そうか、考え方ありきなのか」それこそ、仕事関連で十数年間も聞いてきた話だったため、私は「考え方」こそが全ての基になると、信じてきまし…

ペルソナを手放してみる

「商品開発をする上では、必ずペルソナを設定しましょう」こんなアドバイスを聞いたことがあるかと思います。ターゲット層を意欲的な20代サラリーマンというぼんやりとしたものではなく、より具体的に詰めていこうということです。例えば、こんな感じでしょ…

売れる感度を上げるための国語のテスト【追加解説編】

昨日、一昨日と書店店頭で本を買おうか迷っている女性が、なぜ本を買わなかったのか。国語の問題として、出してみました。解答が違う角度から来て、「なんじゃそりゃ」と思った方も少なくないかもしれません。ただし、企画を考えて、作り込んでいくなかで、…

売れる感度を上げるための国語のテスト【解答編】

今日は昨日の問題の解答編です。昨日の投稿をご覧になっていない方は、そちらを読んでみてください。さて、解答編に移りますか。一読してみて、著者さんと手に取ったお客様の性別が違うことが、気になった方もいるはずです。著者さんは自身がごぼう抜きで最…

売れる感度を上げるための国語のテスト【問題編】

学生は期末テストが終わった頃ですかね?今日はちょっと趣旨を変えて、国語の問題を出します。中学生時代、国語の偏差値が50を切る私が、国語の先生によくなれたものです(笑)では、おほん。いきなり、いきますよ!まず、次の文章を読んでみてください。あ…

著者になる人なら100%持っている、基本的な仕事観

仕事は誰かの問題解決のために行うもの。これから本を書きたいのなら、この「誰」というのが明確にして、その「問題解決手法」を築き上げていくことが、大前提になります。ゆくゆく、本を書きたいのなら、「誰の問題解決をするのか」を際限なく、どんどん鍛…

人の出会いを抑えて、出版を引き寄せるには?

数冊すでに出版された著者さんとのお話の中で、色々な編集者の話が出てくる時があります。なかには、私でも知り得ないような情報をつかんでいる方もいます。なぜ、そのような情報をつかめたのだろうと驚かされたこと、一度や二度ではありません。そういう情…