売れる感度を上げるための国語のテスト【追加解説編】

昨日、一昨日と書店店頭で本を買おうか迷っている女性が、
なぜ本を買わなかったのか。
国語の問題として、出してみました。

解答が違う角度から来て、
「なんじゃそりゃ」と思った方も少なくないかもしれません。

ただし、企画を考えて、作り込んでいくなかで、
いろいろなことを想定しておくことって、大事なんです。

意地悪問題だったかもしれませんが、
まずは仮説を立てて考えてみるクセをつけておきましょう。



さて、今日は、ちょっとだけ補足として解説していきます。

昨日、買わない理由を考えるアプローチをお伝えしました。

  • 「著者さんだからできるんでしょ」
  • 「解決するだろうけど、この方法を継続していけるのかな」
  • 「そもそも目指したいゴールが違うのではないか」
  • 「この本を読んでも気持ちが上がらなさそう」


ざっとこんな理由が考えられるよ、ということです。

当然、ビジネス書の場合、
何らかの問題意識を持って本を買うケースがほとんどです。


これから必要となる知識を身につけたいというのも、
その知識を得てビジネスに役立てたいという問題意識の現れと言えます。



もちろん、そういう問題意識に応えるために、
本を書いているはずですが、
たくさんの類書からあなたの本を選んでもらうには、
必ずクリアーすべきものがあると、認識しましょう。



これは、恋愛に例えるとわかりやすいです。

たとえ、中身がどんなに素晴らしいとしても、
清潔感がなかったり、冴えない雰囲気を醸し出していたら、
その時点で異性の恋人選考から落とされてしまいます。

「あいつ、本当にいい奴なんだけどな」という同性からの声も聞こえますが、
一度選考落ちしてしまったら、
敗者復活戦の機会すら与えられないのが恋愛の現実です。



本との出会いでも、同じです。
多く見積もって、1、2分の間でこの本が自分にとって有用かを見極められます。

ここで「ナシ判定」されないよう、
一つずつ潰していくことができれば、
この本を購読対象に入れてもらえるはずです。

まずは、足切りされないよう、購読対象に入る努力をすること。

その上で、類書との差別化や、
あなたの持ち味を発揮するアプローチをとってみてはいかがでしょうか。



また、「選考落ちポイント」について、
他にもいろいろと出てくるかもしれません。

一度しっかりとまとめてみる必要がありそうなので、
それは後日に回します。

それでは、また!