文章上達したいなら二つの視点を持とう
「文章が上手になりたいけど、どういうところに注意すればいいか分からない」
そんな悩みを持っている方も少なくありません。
今日はその「どういうところ」を指摘していきたいと思います。
まず、文章上達だけにとどまらない、成功ルールがあります。
おそらくこれは、あらゆることに共通することでしょう。
一つのことを上達したいと思ったら、
次の二つの姿勢でアプローチするべきです。
それは、積極的にいい行動をしていく姿勢と、
失敗する悪い習慣・行動をなくしていく姿勢です。
故・野村克也監督はよくメディアで、
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」
とおっしゃっていました。
有名な言葉ですので、知っている方も多いでしょう。
ここで大事なのは、
「負けという結果は全て説明ができる」
という点です。
つまり、勝つためにはいかに「負けの要素」をなくしていくか、
この観点も欠かせないのです。
また、ある著者さんは、「成功法則よりも必敗法則をつかんだ方がいい」とおっしゃっていました。
脱落していった経営者を数多く見てきて、
皆同じような失敗をしていたことに気づいたそうです。
では、文章上達のために、悪文になる点を紹介していきましょう。
- 一文が長い →短くする
- 文末が揃いすぎている →です、ます、否定語、過去形を駆使する
- 主語と述語が分かりにくい →主語と述語の位置を離しすぎない
- 言葉(こと、という、しまう、など)が重複して煩わしい →減らす
- 逆説ではない「〜が、」を多用する →文章を切るか、文のつなぎ方を工夫する
- 接続詞が多い →減らす
・・・ざっとこの辺りが思い浮かびます。
さらに解決策も簡単に提示してみました。
以前、このブログで書いたこともあるので、
ここでは割愛します。
こう書くと簡単なように思いますが、
ついついやらかしてしまうのが人間というものです。
特に、急いで書くときは注意が必要で、
後でしっかりと推敲することをお勧めします。
文章を書いたら書きっぱなしにするのではなく、
時間を置いて、一度書いた文章を読み直して、
できれば推敲しておきたいところです。
しかし、忙しくて推敲の時間が取れないというのなら、
上にあげた悪文の癖を使っていないかだけでも、
チェックしてみてはいかがでしょう?
ちなみに、この「悪いものを取り除く」視点は、
企画立案でも役立ちます。
それでは、また!