文章にリズムを持たせるために考えておきたいこと

「文章にリズムを持たせようと言われても、実際にどうしたらいいの?」
そんな疑問を持ったこと、ありませんか?




私はあります。
文章にリズムって、抽象的に感じますよね。

「そうか! メトロノームを横に置いて、一定のリズムで文章を書けばいいんだ」

そんなこと、ないですよね。

音楽だったり、体を動かすスポーツであれば、
リズムをどう変えるかなんて想像しやすいですが、
それが文章だとそうはいきません。




「おいおい、お茶濁してないで教えろよ」

そんな声が私のiMacから聞こえた気がしましたので、
簡単なリズムのつけ方を今日は二つ教えますね。




まず、ちょっと話にお付き合いください。

小学生の時、全校生徒や先生が集まって、
校長先生の話を聞く機会がありましたよね?

校長先生の話は退屈極まりないというのが、
相場で決まっています。




さて、何が言いたいのかというと、
多くの話し手が、伝えることに全集中するあまり、
聞き手を楽しませようという意識が働いていないということです。

同じ内容を話すにしても、
声の大小や話のスピードの緩急によって、
その話の面白さが変わってくるところがあります。

例えば、古典落語なんてその最たるものです。

一言一句同じことを言っているのに、
面白く聞こえたり、つまらなく聞こえたりしますよね。




実はここに「文章のリズム」をつけるヒントがあります。

話し方における緩急や声の大小を、
文章で意識するのです。




具体的にはこんな感じです。

  1. 文章の緩急・・・さらっと書くところ、しっかりと書くところを分ける
  2. 文章の声の大小・・・伝えたいところは強調表現を使ったり、感情を出す


まず1.の緩急で大事なのは、
さらっと書くところは事実のみにとどめると、割り切ることです。

本当に大事なところだけ、例示したり、論理を書けばいいと割り切りましょう。




次に、2.の声の大小で大事なのは、
これもここぞという時に使うことです。

このブログは割と平坦に感情を出さずに書くようにしていますが、
もう大事なところでは感情を爆発させても構いません。




では、この記事の一箇所を感情的にしてみましょう!

【多くの話し手が、伝えることに全集中するあまり、
聞き手を楽しませようという意識が働いていないということです】

 ↓

【聞き手を楽しませろよと、声を大にして言いたいです】

雰囲気が変わったでしょう?

あまり多用すると、暑っ苦しく感じることもあるので、
そこは注意が必要です。




今日は簡単なリズムの付け方を紹介しましたが、
まだまだリズムをつける方法はありますので、
また書きますね。

緩急と声の大小を意識しながら、
是非とも文章を書いてみてください。

参考になりましたら、私を応援してくださいね。




それでは、また!