差別化を考えたら、まずやること

「私が書きたいテーマは、すでにたくさんの方が本を出しているし、
差別化をはかっていかないとならない」

こんなことを考えていませんか?

これは半分正解で、半分不正解です。




まず、差別化をはかろうという考え方自体は、
間違っていません。

書店に行けば、ベストセラーに似たような本がたくさんあるなかで、
売れる本を作るには、独自性を出すことがカギとなります。

前もお話ししましたが、ベストセラーをまねた本の場合、
今はビジネス書を選ぶ読者さんの目が肥えたせいか、
読者さんにパクリ認定されてしまうと、
本を出してもまったく売れないと思っていてください。


なので、独自性を出して差別化をはかるという考え方自体は、正解なのです。




しかし、多くの方の話を聞いていると、
ある種の強迫観念にかられたように差別化を考え、
「売れない方向に差別化」してしまうことがあります。

差別化を目的として考えるあまり、
「多くの読者さんに手に取ってもらう」という目的が、
すっぽり抜けてしまっている状況です。

あたりまえですが、差別化はお客様にその本を選んで読んでもらうことが目的ですので、
その前提は忘れないようにしましょう。




「じゃあ、ほどよい差別化のしかたを教えてくれよ」

そんな声が聞こえてきましたので、語りたいところですが、
伝えたいことがたくさんあるので、
それは後日にまわします。

今日は、なかでも一番大事な方法を教えます。




それは、「あなたをとことん掘り下げること」です。

・自分SWOT分析をする
・マイストーリーを書く

あなたという存在、個性や経験こそが、
他の人やAIに代替されないものではないでしょうか。

つまり、差別化をはかることを考えたとき、
まず第一にやることが、
自分について深く知ることなのです。




あなたはどんなところに強みや弱みがあるか、
しっかりと自覚しているでしょうか。

一度、SWOT分析というすぐれたフレームワークがありますので、
ググって、自分なりに分析してみてください。




次に、マイストーリーを描いてみましょう。

その場面場面の状況を描かすことができれば、
相手の想像力を刺激して、
これからの未来にワクワクさせることができます。

現在のあなたを追体験させることを狙うわけですから、
次の3つをベースにしっかり考えておきましょう。

・うまくいかなかったときのあなたの過去の経験
・うまくいっている現在のあなた
・どこを変えたらうまくいったのか

実際にあったことなど、できる限りリアルに描くことがポイントです。

書いて書いていき、よりよいものになるよう、随時更新していきましょう。

これこそがあなた最大の差別化につながるからです。



それでは、また!