売れる感度を上げるための国語のテスト【問題編】

学生は期末テストが終わった頃ですかね?

今日はちょっと趣旨を変えて、
国語の問題を出します。

中学生時代、国語の偏差値が50を切る私が、
国語の先生によくなれたものです(笑)

では、おほん。
いきなり、いきますよ!



まず、次の文章を読んでみてください。

あなたは、会社で目覚ましい成果をあげ、
その勢いで出世街道を歩む先輩方をごぼう抜きし、
二位と10馬身差をつけて、
最年少役員となった男性リーダーです。

いわゆるレジェンド。

そんなあなたは出版の機会を得て、
リーダーシップの本を書き上げることができました。
純然たる、リーダーの原理原則本です。



こうして、中規模以上の書店にあなたが書いた本が平積みにされています。
あなたの本の周りには、類似書がこれでもかというほど、
同じように平積みで並んでいます。

多くの本の前には、
POPがこれでもかと付けられ、
「手に取ってくれ」と本が言わんばかりの賑わいです。

当然、あなたの本の前にも、POPが付いており、
ライバル達とまさしく一進一退の攻防が繰り広げられています。

そんな中、ひとりの女性がやってきて、
あなたの本を手に取り、読み始めました。

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acworksさんによる写真ACからの写真


熱心に読んだ後、あなたの本を戻し、
他の本を手に取り、少し読んだ後、
この本をレジに持っていき、買って帰りました。

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問:傍線のひとりの女性はなぜ、あなたの本を買わずに、
  他の人の本を買ったのでしょうか?
  その時の女性の心情をもとに、あなたがとるべきだった工夫を上げてみよ。
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残念なお知らせですが、正直に言います。
この答えは、無数にあるでしょう。
そもそも、女性のキャラ設定をしていませんし。



・・・こういうと怒られそうですね。



ただ、考えてみてください。

私は自分が担当した本をお客様が立ち読みしている場面を、
もう数百回は見たかと思います。

当然、本を陳列に戻すパターンもかなり見ました。

「なぜ、あの人は買わなかったのだろう?」
「どうしたら買ってくれるのか?」



もちろん、そのお客様の情報も全くないですが、
このように自問自答してみることって、
売れる本をつくるために、
すごく大事だと思うのです。


ぜひ考えてみてください。
明日、私の見解を書きます。

それでは、また!