著者デビューするにあたり、やらなくいいことは?
オリエンタルラジオの中田さんのYouTube大学で、
Google流の仕事術として、
「やらないことを決める」ことを推奨していました。
私は思わず、「そうだよね」と一人で頷いてしまいました。
やはり、これって、非常に大事なことなんですよね。
ちょっと前ですが、松坂桃李さんの「自給自足」をテーマにしたCMを見ると、
自分1人でやることがどれだけ労力がかかるか、
わかります。
もちろん、これは仕事の場面でも当てはまります。
例えば、多くの編集者は、本のカバーデザインを本職のデザイナーさんに依頼しているはずです。
私もやろうと思えば、イラストレーターも使えますし、
カバーデザインを作ることだってできます。
ただ、いくら私が労力をかけて、カバーデザインを作っても、
本職のデザイナーさんには、まずかないません。
その道のプロに任せるところは任せて、
そこにかけた時間を自分がやるべき仕事に注力したほうが、
確実に生産性は上がります。
当たり前のことなんですが、
私も含めて、ついつい自力でできる限り、
頑張ってみようと思っている人、多い気がします。
また、これは著者デビューを志す方にも、有益な考え方です。
例えば、著者デビューにあたり、文章力を上げたいなと思ったら、
- 文章術の本を買って自力で勉強する
- 文章の先生を見つけて教えを請う
- 特に勉強せず、腕利きのライターさんに協力してもらう
この三つの選択肢がとれるはずです。
上の二つは文章力向上に時間もコストも投資することになり、
一番下のものは文章力向上に時間をかけていないのが、
わかりますよね。
もし、自分の売りを磨くことに充てれば、
その分、実績もブランディング力も向上するわけです。
大事なのは、自分は何に時間を使うべきかという発想を持つことです。
おそらく、著者デビューしたいほとんどの方には本業があり、
そこにしっかり時間を使いたいという思いがあるはずですので、
企画書や原稿を書く時間も限られていることでしょう。
仕事の中で「無駄」を探して、その事業を撤退して、
原稿を書く時間に充てても、かまいません。
何に時間を使うかは、人それぞれですし、
しっかりと考えられていれば、いいわけです。
是非とも、自分は何に時間を使うべきかの優先順位を作り、
重視しないところは思い切って、人に任せるようにしてみましょう。
それでは、また!