本なんて自分には書けないと思ったら・・・
私と名刺交換をして、本を書きたいとおっしゃってくださる方は少なくありません。
非常に嬉しいことですが、果たしてどれくらいの方が、
本気で本を書くことを目標にしているのか、気になります。
おそらく、私が「本を書くことを目標にしてみては?」と勧めるので、
「そうですね、是非」と合わせてくれているだけかもしれません。
それはそうとして、私とお話をして、
そのお相手の目標に小さなフラグの一本でも立てられればいいなと、
常々、私は思っています。
そう、お子様ランチのような小さな旗でも構わないのです。
意識しなかった著者さんへの可能性に気づいてもらうことが、
一つの私のミッションでもあるからです。
さて、今日、この話を持ってきたのには、理由があります。
「本を書けるのは選ばれた人のみ」と多くの方がこんな思考に囚われているからです。
正直な話、「本を書きたい」とアピールしてくださった方から、
経歴や実績、どういうテーマで書くのかをいろいろと聞き取ってみた結果、
「まだあの方が出版を目指す段階にはないな」と思うことも少なくありません。
多くの編集者は、実際に会って、熱烈にアピールされた経験、幾度となくあるはずです。
結構、どのように断ろうかと、いつも頭を悩ませるんですよね。
また、出版企画書も毎日のように送られてきます。
出版社によって変わってきますが、
その中から採用されて出版される率は、
多く見積もっても1、2%ほどではないでしょうか。
そういう話を聞いて、「自分には出版は無理だ」と諦める方も多いかと思います。
しかし、諦めるのはまだ早いです。
なぜ、出版ができなかったのかを次のものと照らし合わせながら、
考えてみてください。
- 「なぜ、それをあなたが書くのか」が明白である
- 実績に説得力がある
- 「売れる!」と思わせるテーマである
- 読んでみたいと思わせる構成・目次である
- 文章が面白い
- 発信力がある
いろいろと書いてみましたが、
正直な話、上から1、2番目の項目を突破すれば、
出版のチャンスは広がります。
逆に言えば、この二つをクリアーできないケースが圧倒的に多いということです。
まず、この二つを鍛えることを目標にしてみては、いかがでしょうか?
具体的な方法は明日、提案したいと思います。
今日はここまで。
それでは、また!