将来の経済状況を考えてみる

今日はセミナーがあり、お金の話を聞いてきました。
いやあ、しっかりと勉強していなかったテーマでしたので、
本当に勉強になりました。

ここで知識を披露してみたいのですが、
長くなりそうですから、
内容を一部だけ出版と関連するところだけ、紹介していきます。



さて、これからの日本の経済状況がどうなるか、
あなたは考えているでしょうか?

おそらく、楽観的に考えられる方は多くないと思います。

私はいわゆる、ロスジェネ世代ですが、
私たちが年金を払う立場になった頃から、
将来、年金はもらえないだろうという声がそこかしこで聞こえていました。

20年も前からそういう風潮にありましたし、
その時より景気が良くなったとも言えないので、
正直、楽観はできないですよね。



今日、教えてもらったのは、
コロナショックで日本は230兆円ほど補償金を使ったことにより、
増税やインフレ傾向にあるため、
それを見越して資産形成を考えてみようということです。

たしかに日本は多額な負債を抱えているし、
現状、230兆円を払える経済力はありません。

税として徴収するために、紙幣を刷るのは目に見えています。
インフレ化すると、ものの値段が上がりますので、
ますます国民の懐事情が厳しくなるのも考えられます。



では、こういった経済予想がなぜ、出版に結びつくかはわかりますか?

企画着想して、著者さんに原稿を書いてもらい、本にするのに、
早くて5ヶ月ほど遅ければ1年はかかると見ているからです。

つまり、ビジネス書の編集者は、
「今、このトレンドが来ている」とつかむことより、
それを受けて「半年から1年後にどういう状況になっているか」をつかもうとしているのです。

ビジネス書を読むときというのは、
人は差し迫った悩みや不安の解消したいという感情に駆られます。

そのため、書籍編集者ないし、ビジネス書の著者さんは、
半年後ないし一年後の経済状況を想像して、
その経済状況に直面して、人はどう思うのかをつかむ必要があります。

もちろん、それは感覚だけではなく、論理で持っておいた方がいいでしょう。

そこで、どういう事実が出ているのか、
その情報を仕入れてみるのです。



今日は、自分の疑問から情報を獲得する方法を紹介しましょう。
自分でクエスチョンを作り、検索して調べる方法です。

例えば、自粛期間、日本の経済活動は制限されていて、
至る所で1ヶ月の売上が大きく落ち込んだといった話、聞いたことがあるでしょう。
では、この1ヶ月で倒産した会社の数、わかりますでしょうか?

わからなければ、実際の数を探してみてください。
そして、その会社の数から何人が失業者もしくは求職者になったかが見えてくると思います。

もし、思いの外大きな数になりそうだなと思ったら、さらに深掘りしていきます。
彼ら彼女らを読者対象者として、
どんな悩みを持っているのかを探っていくのです。



こんな風に、自分でクエスチョンを作り、答える姿勢を作ると、
出版企画も考えやすくなります。

やってみて、損はありません。



それでは、また!