キャッチコピーにセンスは必要か?
キャッチコピーは言うまでもなく、
売れ行きを大きく左右しますが、
とかくセンスで語られがちです。
特にバブル時代は、コピーライターが大活躍していた時代で、
まさしくキャッチコピーのセンスひとつで、
力のあるコピーライターは稼ぎ続けてきたはずです。
ただ、今はコスト面から、多くの企業が、
キャッチコピーに投資しにくくなっているのではないでしょうか。
そのため、個人事業、零細企業、中小企業の実に多くの社員が、
製品やサービスの魅力を伝えるキャッチコピー作りに頭を悩ませているようにも思います。
私自身、カバーにどんなキャッチコピーを載せようかと、
いつも頭を悩ませますし、納得がいくものができるまで、
思いの外、時間がかかってしまうことも少なくありません。
ビジネス書の場合、パッと見のインパクトが大事ですし、
「あっ、これは私が読むべき本だ」というお客様の感情を一瞬で花開かせる必要がありますから、
いかに良質なキャッチコピーを作るかって、本当に大事なんですよね。
また、以前、企画書の書き方よりもキャッチコピー力を上げてみようという話をしました。
そんなこともあり、「本を書きたい」「本の仕事に携わりたい」と思うのなら、
キャッチコピーの精度をあげていくことを課題のひとつと捉えるようにしましょう。
とはいえ、なかなかいいものが浮かばないものです。
「センスがないしなぁ、どうしよう……」
と諦めるのは仕事人としてよくありませんので、
今日は色々と参考にしている本を紹介しようと思います。
『カラー改訂版 バカ売れキーワード1000』堀田博和:著(KADOKAWA)
という本です。
この本は、英語の単語本のように、実践で使えて便利な言葉を紹介した本で、
10年以上コツコツ売れ続けている本です。
こんな感じで、わかりやすくまとまっています。
何を訴求したいのかなど考えながら、
「あっ、この言葉、使ってみよう!」
などと辞典のような使い方をしてみるといいでしょう。
また、手が空いた時とか、パラパラめくって読んでみるだけでも参考になります。
オススメの一冊です。
私は、キャッチコピーや文章を考える時に思うことがあります。
それは、パッと瞬時にいい言葉が思いつくかどうかが、
キャッチコピーも文章も割と大きな比重を占めるのではないかということです。
そこで、質問です。
あなたはそのために何か工夫していることはありますか?
- たまにこの本をパラパラと流し読む
- いい言葉に出会ったら手帳に書き留めておく
こんな小さなことの積み重ねがいずれ力になります。
それに新しい言葉を知る楽しみも感じるはずですので、
是非とも習慣にしてみてください。
千里の道も一歩から、ですね。
それでは、また!