メモの重要性

昨日、『ゼロ秒思考』が6年以上も売れ続けていて、
素晴らしいという話をしました。

売れている理由は、さまざまあるかと思いますが、
今日はこの二点にフォーカスします。

  • メモすることの重要性は皆気づいているができていない
  • これならできそうと思わせる工夫

まず、前提として、メモが良質なアウトプットにつながるということは、
意識の高いビジネスマンにとってみたら、
常識と言ってもいいでしょう。

私が言うまでもなく、
『メモの魔力』は一年で一番売れたビジネス書と言われていますよね。

私自身、書き殴ることはするのですが、
メモの効力をフルに活かしているとは言い難く、
非常に気になるテーマです。

おそらく私と同じような人って、少なくないでしょう。
「わかっちゃいるけど、習慣化しない」
「いいというのは知っているし、いろいろと試してみるけど、自分に馴染まない」

こういう感情があるからこそ、メモの本が売れているという背景もあるはずです。


さて、これは余談ですが、
これだけ、ITが発達し、いろいろなアプリが登場しているなか、
紙に書き下ろすと言ったアナログなやり方が評価されているのは、
個人的にはいろいろと考えさせられるところがあります。

きっと、いろいろな手法はデジタルの方に傾倒されていくかと思われますが、
アナログとして評価され続けるものは何かをつかんでいく必要がありそうですね。

この辺も企画のヒントになるかと思われます。


次に、「これならできそうと思わせる工夫」についてをお話しすると、
本当に『ゼロ秒思考』の内容は、至ってシンプルです。

「紙にテーマを書いて、思いつくことを1分以内で書いていく」
本書の内容はこれに集約されます。


正直なところ、私個人として、
「内容がシンプルすぎて、読者は物足りないのではないか」と思いました。

ただ、本書の編集者とは面識がないのですが、
あれこれノウハウを入れたいところを一つに絞った勇気は、
素晴らしいの一言を捧げたいです。

というのも、本書のメモ法を実践してみてわかったのは、
読者が疑問に思うことを丁寧に解説しているなと感じたからです。

本来なら、「読者が実践しやすい形って、どんなものなんだろう」という問いを、
編集者も著者さんも投げかけないといけません。

実際に著者さんがこの本をお書きになる前に、
この問いをテーマにメモをしたのかもしれないですね。


とにかく、痒いところに手が届く本というのは、
やはり評価されます。

評価が評価を呼び、ロングセラー商品になっていくということを、
改めて感じましたし、
そこを目指していく義務が、私にはあるのではないか。

ロングセラー商品に触れて、強くそう思いました。


この『ゼロ秒思考』で学んだメモの手法を継続して、
頭の回転を早くさせていきたいですね。

皆さんもぜひ、この本、いい本なので、読んでみてください。


それでは、また!