実績がさほどでも本を出せる理由

「この程度の実績で本を書けるなら、俺だって書けるのに、
 なぜ、俺が出版社に企画書を送ってもスルーされるのだろう?」

そんなことを思っていませんか?




おそらく、あなたは自分の業界の方が書かれた本を読んだのでしょう。

「著者自身の実績も自分とたいして変わらない」
「特に目新しいことも書かれていない」

そう思うだけに、「なぜなんだ」という疑問が大きくなるものです。

この疑問について、今日はお話ししておきます。




率直に言いますと、「劣らない実績で大差ない内容」なら、
あなたが改めて書く必要はありません。

読者さんの立場に立ってみれば、わかりますよね?

同じような本を出したら、

「また似たような本が出てきた」

読者さんからこう思われ、ハァーとため息をつかれて、
本を書棚に戻されるのが落ちです。




今は、読者さんもかなり目が肥えています。
他と同じ、面白みのない本を買う必要などないと思っています。

このことを忘れてはなりません。

そう、「この本はほかの本と違う」と、
ぴりりとする山椒の量ほどでもいいので、
とにかく独自性を出す必要があるのです。




そこで、冒頭のようなことを感じたら、
企画はもちろん、著者さん自身に何か独自性があるのではないかと、
考えてみましょう。

特に、著者さんが他の同業の方と「自分の魅せ方」がどう違うのか、
ここには注目するべきです。

実は、「何が書かれているか」よりも「誰が書いているか」のほうが重視されます。

つまり、これからは、
「どう自分を魅せるか」にとことんこだわることが肝となるのです。




まず、自分と同業で本を出している人は、
どうプロフィールを書いているのかを見ることから、
はじめましょう。

・トップクラス感を読者さんに与える
・逆転ストーリーで共感を読者さんに与える
・多くの人から評価され、信頼感を読者さんに与える

こんな感じで、「これは効果的だ」と思わせるものをピックアップしてみたりなど、
プロフィールの書き方の研究をしてみてください。




セルフプロデュース能力によって、
読者さんから実績以上に評価してもらうことだって、
十分可能です。

「自分をどう効果的に人に見てもらうか」

ここにこだわってみましょう。




それでは、また!