自己肯定感は必要ない? その2

昨日は自己肯定感って本当に必要なの?

こんな話をしました。

私は社会を出て、20年ほどになりますが、
「自信がある」と断言できる人って、
本当に限られていると思います。

『日本が「世界一」を守り抜く戦略』の著者、パトリック・ニュウマンさんは、
親日家であり、本書の中で日本をより良くするための提言をされております。

そして、より良い日本の未来を形作る際、
鍵を握るのが「自信を持つ」ことだと、
主張されているのです。

いやあ、日本人ではない方の話って、
客観的に見て思ったことを伝えていますので、
非常に参考になりますよね。

つまり、「自信がない」のは国民性によるところもあるのです。

日本の教育課程で個性を伸ばすことよりも、
組織に従うことや規律を守ることを重視していたように思います。

アメリカやイギリスなどの先進国の先進国の中で、
日本の開業率はかなり低いというデータもありますが、
ある意味、小さい頃の教育によるところが大きいように思えてなりません。


では、そういう背景の中で、
自己肯定感を養っていくにはどうしたらいいのでしょうか、
というのが今日の本題です。

さて、皆さんはどうしたらいいと思いますか?

「お前が言うな」というツッコミが来るのを百も承知で言いますね。

それは、「起業家マインドを持つ努力」をしていこうということです。
今日、自己肯定感を持つために紹介したいものは次の二つ。
この二つの起業家マインドを持っている人は、
確固たる自己肯定感を持っていると言っても、間違いありません。

  1. 根拠のない自信を持つ
  2. 馬鹿にされる勇気を持つ


勘の良い方は気づいたかと思われますが、
いくらものすごい能力があっても、
ただただ組織に従うという選択しか選ばない方には、
真の自信など芽生えません。

たとえ、私は偏差値70あるから自信を持とうと思ったとしても、
それこそ東大でバリバリのエリートと比べると、
やはり劣ってしまうなと凹んでしまうわけです。

結局は、上には上がいるわけですからね。


起業家マインドの方は、能力を基準に自信を持とうとするより、
「私ならやれる」という根拠のない自信を支えにしています。

ソフトバンク孫社長は、起業当時に、
売上を豆腐のように「1兆、2兆」と数えたいと言ったそうです。

その時、2人の従業員は「頭がおかしい」と思って、
すぐに会社を辞めたそうなので、
いかに孫社長が大風呂敷を広げていたか分かります。

このエピソードからもわかる通り、
「根拠のない自信」があることを周りの人に感づかれてしまうと、
周りからは「痛い奴」「馬鹿な奴」と思われかねません。


これは、私も経験があります。
20代の時、よくこう言われました。

「根拠のない自信が羨ましい」

この文面だけでは分かりませんが、
文末に(笑)が入るような発音の仕方が正しいです。

お酒が入った時に、よく笑われましたから、間違いないでしょう。

おそらく、こんな私よりも起業家として活躍している方は、
「身の程を知れ」とか言われてきているはずです。

一所懸命にやっていることに対して、
「そんな甘いもんじゃないよ」という言葉を投げかけられたことでしょう。

複数人いる場面で、コケ下ろされた経験もあるかもしれません。


それでも「根拠のない自信」を胸に、
何度凹まされても前進できたという経験が、
「自己肯定感」を育むのです。

今日は、自己肯定感のつけ方をざっくりと書いてみました。
やや抽象的に映った傾向にあるので、
いずれ具体的な話をしていこうと思います。


それでは、また!