「失敗は怖い」と考えるのは普通のこと

「さあ、どんどんチャレンジしてみよう!」
「失敗してもそれは成功の1つのステップにすぎない!」

ビジネス書の自己啓発本を見ていると、
このような言葉が踊ります。

たしかに、うまくいっている人というのは、
失敗をものともせずに、どんどん突き進む人のイメージがありますよね。

彼ら彼女らはその成功への推進力があるからこそ、
重戦車のように力強く、進めていけるように思います。

私たちがこういうマインドでくじけずに進められたら、
早く成功をつかめるんじゃないかと思いますよね。


ただ、実際は、失敗するのって、怖くないですか?

「死ぬこと以外かすり傷」って、言われても、
かすり傷すら負いたくないなぁと思いませんか?

えっ、もしかして、私だけですかね・・・

日本ではまずないとは思いますが、
かすり傷から感染症にかかり、死ぬこともあるよなって、
思っちゃうんです。

私は、会社にとどまらず、独立するといった時、
勇気を褒められましたが、
その一方で、臆病者なところもあります。


少しだけ、恥ずかしい話をしますと、
私は学生時代、たった1人にしか、愛の告白をしたことがありません。

その時も周りのお膳立てでできただけだし、
自分1人でやりきった訳ではないんですよね。

実は、その告白した女性以外にも、
好きになった女性がいなかったわけではないのですが、
「振られたら全てを失うようで怖い」という気持ちが強く、
告白に踏み出せませんでした。


もちろん、女性は星の数だけいますし、
好きだと思ったら、好きというべきだと、
今なら思うわけですが、
当時は踏ん切りがつかなかったわけですし、
その時の感情を否定するわけにもいかないよなって、
感じています。


そういう経緯もあり、失敗を怖いと考える気持ちもわかりますし、
失敗は怖いと考えるのは、むしろ普通のことと捉えた方がいいのかなと、
思っています。


ならば、どうやってチャレンジをしていけばいいのかという話になりますよね。

以前、執着している変なこだわりを捨てることを紹介しましたが、
今回はちょっと違った視点を提示しましょう。

ちょっと頑張ればできる、小さな小さな挑戦をしてみることです。
まず、目的を考えて、そこに向けて、ちょっと頑張ればできる小さな壁を設定し、
日々継続して挑戦するというステップを踏みます。

例えば、奥手な人が好きな女性に告白するという目的があるとしたら、
話しやすい女性に挨拶してみるという感じですね。

これを繰り返していけば、女性になれていき、
当たり前のように女性に挨拶できれば、
憧れの女性に話しかけられるかもしれませんよね。

そんな風に徐々にステップを上げていけばいいわけです。

これについては、『ダメな自分を救う本』という素晴らしい本があるので、
そちらを参考にしてみてくださいね。


できないことをできるようにするには、
繰り返し繰り返しやっていくことしかありません。

私の場合、「失敗しても大丈夫」というよりも、
「少し頑張れば、これはできるよ。ちょっとやってみたら?」
というアドバイスの方が、自分を動かすことができたと分析しています。

もし、少しでも参考になれば、嬉しいです。

それでは、また!