カンボジアに行った話 その1

コロナ自粛の中で書く話題ではないかもしれませんが、
海外に旅行に行って、一番ショックを受けた国はカンボジアだ。

AKB的に言うと、不動のセンターで絶対的エースと言えます。

なかなか濃い経験をしましたし、
仕事の話ばかりでは疲れてしまうので、
今日は勢いよく心に浮かんだことをただただ書いてみようと思います。

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あれは、20代最後の年だった、2006年のこと。
初めて勢いのあるヒット本を作ることができ、
なんとなくこの仕事、やっていけるかもと私は思っていた。

狭すぎる部屋の中でムクッと起き、
出社に向けて気持ちを整え続けたあの日々がこれから報われるはず、
初夏のある日、心なしか力が湧いてきたのを覚えている。

「この調子でもう少し上を目指そう」

そんなことを思いながら、夏季休暇を使って、
カンボジアに行くことにした。
アジアの活気の良さを肌で感じ、力にしていきたい、
カンボジアに行く理由はそんな程度だった。


が、カンボジアシェムリアップに着いただけで、思いのほか、驚かされ、
仕事へのモチベーションに変えようという思いが吹き飛んでしまうことになる。

まず、空港から一歩外を出れば、道路という名ばかりの地面を滑走するバイクが、
砂埃を見舞ってきたのだ。

何人乗っても大丈夫とイナバ物置ばりに、
ただただ数人のりのバイクが横を過ぎていく。

バイクを運転しながら、明らかに外国人の私に対して、
明るく声を掛けてくるものもいる。

なんだか活気にあふれているというより、
カンボジアで生活する人たちは、
貧しくても楽しく生きていることを証明しているようだった。

こうして、1日目が終わる。
立派すぎるホテルで眠りにつき、
朝のアンコールワットを見るために早起きをする。

確かに日の出のアンコールワットは神秘的な印象を受けたし、
さまざまな寺院を見て、仏教の懐の深さも感じた。
なかなかいい観光はできたと思う。


だけど少し物足りない。
「なんかこう迫力が欲しい」
迫力を求めて、いろいろなことをしてみようと思った。

すると、小ネタになるような出来事に遭遇することができた。

思うに、やはり旅先では何か変わった体験を引き出す必要はあると思います。
もちろん、考えなしに突っ込むことではなく、
あらかじめ考えてきて、実行に移していくと行った感じです。

旅でこそ、積極的に交わること。
それこそが旅の醍醐味のように感じます。

やっぱり思いの外、話が進みませんでした。
続きは来週にでも少し書こうと思います。

それでは、また!