文章を書く目的は?

昨日と一昨日のブログの続きです。

書くべきテーマが定まって、いざ書こうという時に、
筆が進まなくなってしまったこと、ありませんか?

このブログでは、
ライティングブルーというややセンスに欠ける言い方をしていますが、
そのための予防線をしっかりと引いておいた方が良いと、主張しています。

さて、今日は「読者にどうなってほしいか」という像を示す大事さを紹介します。


ここでいきなりの「そもそも論」をあなたに突きつけて、
核心に迫るつもりで質問しますので、
胸に手を置いて考えてみてください。

「あなたはなぜ、文章を書くのでしょうか?」

例えば、毎日欠かさずブログを書いているという人もいるでしょう。

「なぜ、ブログを書くのでしょうか?」
「もし、今日更新しなかったら、何か不都合なことが起きるのでしょうか?」

私も毎日定期的にブログを書き続けていますので、
この質問に答えてみましょう。

  • 何より頭の整理になるから
  • 自分の仕事観を多くの人に見てもらいたいから
  • 出版を志す人に有用な情報を少しでも多く届けたいから
  • 毎日続けることにインパクトがあるから


この辺りのことを考えて毎日更新しています。

「なんだ、大した理由じゃないじゃん!」

そう思ってくれたなら、むしろ話が早いです。

私は、日々行うものについては、
大義などを掲げて「日本を変えるためにやってやろう」というモチベーションで行っていません。

これは私だけかもしれませんが、
無理なく、毎日続けてみようと思えるレベル感で考えています。

どうも、肩が入りすぎると、
私は完璧主義に陥って、「こんなブログではダメなんだ」と、
ブログを書くのが嫌になりかねないのです。

要は、文章を書く際、少なくとも数十分は時間を使うわけですから、
明確な目的がないと続くものも続かないということを言いたいわけです。


では、これを踏まえて本題に入ります。
そして、相変わらず、あなたの背中に匕首(あいくち)を突きつけます。

なんか物騒ですが。

「あなたはなぜ、そのビジネス書の原稿を書いているのですか?」

この話については、昨日もしましたので、すぐに色々と頭に浮かぶでしょう。
いうまでもなく、三方よしの発想ができているでしょう。

その中に、「読後、読者にこうなってほしい」というものがあるのか、問いたいです。

この問いはビジネス書の原稿を書いている間は、忘れないようにしましょう。

ついつい長時間をかけて文章を書いている中で、
目的という名の北極星を見失ってしまうことがあります。

そのため、常に「誰にどんなゴールを提供したいのか」という北極星を意識しながら、
原稿を書くようにしましょう。

第1章とか序盤に「この本が示すゴール」を提示してあげてもいいでしょう。

とにかく、雨が降ってもやりが降っても、忘れてはなりません。

夜道を歩いていて、急に後ろから鋭利なナイフを突きつけられて、
「お前は何のためにビジネス書の原稿を書いているんだ」と問われる状況になったとしても、
どんな読者像にどんな風になってもらいたいから書いているのかを、
はっきり答えられるようにしましょう。

もっともそんな変な人はいませんが。


いずれにしろ、原稿を書く際に限らず、文章を書く際は目的を明確化させること、
これを忘れてはなりません。


それでは、また!