独立に向く人ってどんな人だろう?
今はそういう世の流れなのか、たまたま私の周りだけか、
見当はつかないけれど、厳然たる事実があります。
それは、ここ10年で実に多くの方が独立をしているということです。
同業の編集者でも抜きん出た成績を収めていた方はもちろん、
年収も高く安定しているのに、
前職と畑違いのフィールドに飛び込む方など、
本当に多くの方が会社勤めを卒業されました。
あえて戦略としてやっている方もいるかもしれませんので、
ここでひとくくりにしていいのか、わかりかねますが、
景況感が見えてこないからこそ、
心に秘めていた独立の挑戦をしたいという方もいるんだろうな、と思います。
一方、こんな方もいます。
「無理に景気の悪い時に起業しなくてもいいのでは?」
景気の悪い時は会社でバリバリと成果をあげて、
景気が上向いたら起業しよう、という方ですね。
では、どちらのタイプがいいのか?
これって、答えがないように感じます。
タイミングを見計らって、独立するべきなのか、
景気ではなく、自分のモティベーションが高まった頃に独立するべきなのか、
正直、私もどっちが正しいのか、わかりません。
だけど、常に思うのは、
独立した時の大きな志をどれだけ保っていられるか、
が大事なのではないかということです。
独立系の本もいくつか担当しましたし、
昨日の投稿でも書きましたが、
起業してうまくいかなる要因として、
メンタルがやられることも挙げられます。
たしかに、独立すると、今まで会社の大きな傘に守られたんだな、
と思うこともあります。
まだ1ヶ月余りのひよっこですが、
じわじわとそれを痛感する日々です。
会社員は恵まれているなと感じます。
ただ、感傷的にならずに私が前進できるのは、
読者さんの知識や視野はもちろん、
価値観を良い方向に変えるような本を作っていきたいという想いからなんですよね。
前も書きましたが、私は出版の世界に入り、
素晴らしい著者さんに会って、
「ああ、こういう生き方もあるんだな」と価値観を変えることができました。
満員電車に乗ると、皆、うつむき気味で、
著者さんが生きている世界を知っているのかなと思っていました。
出版の仕事を通じて、こういう世界もあるんだよって、
多くの方に教えてあげたいという想いから、
独立の卵を温め、育ててきたわけです。
・・・予想と反して、早速こんな状況ですが・・・
おっと、脱線気味なので、私の話はここまでにして、
なぜ大志なのかというと、
大志のある人は、メンタルが強固で、何があってもめげないし、
苦境に陥ったとしても立ち上がれるんですよね。
最近お会いした方の中に、こんな話をする人がいました。
失敗して借金を背負うなど、大変な状況に追い込まれた際に、
自分の志(事業目的)をブレずに持ち続けていたから、
乗り越えられた、という話です。
たしかにその方の言動を見ていると、
その志と一致しているように感じます。
私もそれを見て、素直に見習いたいと思いましたし、
仕事の合間にチェックしていこうと思うようになりました。
さて、今年、2020年は、
東京オリンピックで吹き返すかなと思っていたところで、
新型コロナウィルスが世界的に蔓延し、
経済活動が今、停滞している状況です。
それを吹き飛ばすほどの志を持って前進あるのみ。
そのためにも志を点検しながら、頑張っていきます!
それではまた!