PREPの中で重視すべきところ

昨日の話で「型」を作ることの大事さをお教えしました。

何法が大事なんでしたっけ?

PREP法ですね。文章に自信のない人は、是非とも使ってくださいね。

売れているビジネス書著者さんも使ってるって、
言ってましたからね!


さて、PREP法の話を深掘りしようと思います。

それぞれの要素分解をすると、
P(結論)、R(理由)、E(例示)、P(結論)ですよね。

では、この中で何が大事なんだと思いますか?

「二回繰り返すから、Pの結論だろ!」

そうですよね。確かに主張を伝えるためのPREP法ですから、
その答えは間違いありません。

ただ、ここで暴言を吐いてしまうことになるかもしれませんが、
そうとは言い切れないんですよね…と言っておきます。

なぜなら、非常に言いにくいことですが、
結論は同じになりがちだからです。

こんなことを言うと、体育館裏に呼び出されて、
とりあえず小刻みにジャンプさせられ、
腹にパンチさせられる案件ですが、
手持ちの小銭を不良に渡す覚悟で、言わせていただきました。


もしかしたら、ショックかもしれませんが、
こう考えてください。


成功するために大事なことは、
やはり皆同じだということです。

100年前の海外の自己啓発書が今も読み継がれているということは、
現在成功するためのポイントと共通するところが、
多々あることの証だと思えませんか?

そうなんです。真実は常に一つなんです。

そのため、あなたが自分の経験を通じて、
成功をつかんだのなら、
「ああ、また先人と同じことを言っちゃうかもな」
という気持ちが去来しても、それを吹き飛ばし、
同じことを言ってしまいましょう。

「それじゃ、俺が本を出す必要が薄れるだろ! 何を言うんだ!」

ものすごいバッシングが来るかもしれません。
植物が枯れることも悲しみそうだと思われる優しい(そう思っていないかな?)私ですが、
このバッシングに対しては受け止めます。

そして、こう言うでしょうね。

「ええ、結論は同じでもいいですよ。あなたの血が滲むような経験から語られたものであれば」

成功するためのポイントは、先人と全く同じでもいいのです。

ただ、それだけではあなたが書く意味がありません。

あなたがここで書く意味は、あなたが様々な経験をして、
その結論を出すに至ったストーリーにあると考えてください。

人はその人が歩んできたストーリーに、共感を覚えたり、
感銘を受けたりするものです。

  • 勘違いして失敗した経験
  • 人には言えないような失敗談
  • 成功の転換点だと思えたところ


このようなことを出し惜しみせず、さらけ出すことが、
あなたが書く本の最大のオリジナリティになるのです。

これにつきましては、本を出すことになったら、
「ここが差別化ポイントになり、強みになる」という思いで、
どんどん経験談を挿入していきましょう。


ということで、あなたの経験談が大事だという話をしました。
PREP法でどの項目に該当するかと言えば、「E」の部分ですね。

つまり、「E」の部分が差別化ポイントであり、
「E」を強化することが、あなたの強みにつながりやすいということなのです。

徹底的に、自分の経験談を引っ張り出してください。
もう出し尽くしたと思うのなら、
似たような偉人の例がないか、探してみてください。

偉人の例を探すには、ネットのネタも大事ですが、
気になる偉人の本を読むこともポイントになります。

このように意識するだけで、オリジナリティが生まれるように思いませんか?


まとめます。
今までの偉人と同じ結論でも、全然問題ないということ。
「E」で差別化すればあなたの持ち味が出せるということ。

執筆するにあたり、この二つが大事だということは忘れないようにしましょう。


それでは、また!