文章が苦手だけど出版したいという方へ 文章術編

前回、文章が苦手だけど出版したい方に対して、メッセージ的なブログを書きました。
今回は、もう少しテクニカルなことを書こうと思います。


まず、このブログを読む上で心得て欲しいことをひとつ、言いますね!

それは、
初めてビジネス書を書く方が、
文章が苦手だからと言って、安易にライターさんにお願いするべきではない、
ということです。

さて、いきなり、ビジネス著者さんを志す方の内角に、
ズバンと豪速球を投げてみました。

蚊をも殺さないような私(そう思われていないかな?)が、
こんなことを言うなんて……と、
目を白黒されている方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、ここで誤解して欲しくないのは、
総じてライターさんの力がない、
という主張ではないということです。

もちろん、本業が猫の手さえも借りたいくらいに忙しいようでしたら、
いくら初めての著作を抱えている方でも、
その時はライターさんの力を借りたほうがいいと言います。

私が言いたいのは、あくまで、
文章を書くことに対して、及び腰にならないで欲しい、
ということです。


誰にだって、苦手なことはありますし、
敬遠したいことがあります。

私だって、話すことが苦手ですが、
多くの人の前で話すことと戦い、
ある程度、話すことができるようになったと思っています。

苦手だからこそ、やってみる価値があるのではないでしょうか?

文章を書くことにチャレンジして欲しいという気持ちが、
私には非常に強くあるのです。

・・・少し上からのアドバイスに感じられた方がいれば、
申し訳なく思いますが、
私の気持ちだけはわかってもらえれば嬉しいです。


・・・さて、少しクールダウンして、文章術編をお伝えしますね。

では、文章が苦手な方に実践的なアドバイスを贈るとしたら、
次のことに集約されます。

「文章を書く時の型を決めよう」

ズバリこれです。
今回、オススメする文章の型は、PREP法というものです。

PREP法は、プレゼンの手法であったり、話し方の型でもあるので、
ご存知の方は割と多いように思えます。

「文章が苦手だけど、話は任せてくれ」という方だったら、
話す際に、感覚的にPREP法のやり方をつかんでいたりするため、
PREP文章術は、比較的に身につけやすいかと思います。

現に、最近、ベストセラーを出し続けているある著者さんも、
このやり方を踏襲しているそうです。

文章を書きなれている方は自分の持ち味で書いていただいていいですが、
苦手意識のある人でしたら、真似しない手はありません。

簡単に言いますと、
P(結論)、R(理由)、E(例示)、P(結論)という順番で書くということです。

まず、Pで伝えたいことを書き、
Rでその理由を説明し、
Eで身近にあったことや自分の例、偉人の例などを入れ、
最後にPの結論を持ってくるというものです。

P「ビジネス上で文章を書くなら、最初に結論を持っていった方がいい」
R「なぜなら、相手だって忙しいし、長文を最初から全て読み、
 『何が言いたいのか』をつかむのはかなり労力がいるから」
E「例えば、結論が分からず、あちこちに話が飛ぶ文章を読んだことがあるかと思います。
  そんな文章を読んでイライラしたこと、ありませんか?」
P「はじめに結論を持っていった方が、早めに主張をつかんでもらえるので、いいのです」

こんな感じで、書いていきます。
今回、例示だということで、コンパクトに書きましたが、
一つひとつ丁寧に書くことで、ボリュームを出すこともできます。


さて、型が決まったら、あとは型を守って書き進めていくだけです。
徐々に洗練されていくでしょう。
とにかく量を書いてみてください。


紙面の都合上、コンパクトな説明になってしまいました。
明日もこのPREP法を突っ込んで書いてみたいと思います。

それでは、また!