本で会社の商品やサービスを紹介したいという方へ

昨日のブログで、出版化に向けての準備の1つに、
出版するテーマを決めるというものを挙げました。

人によってどこまで具体的に出版テーマを決めているか、
違いはありますが、1つ言えるのは、
最初はできるだけ広く考えるのがポイントだということです。

ただ一方で、このようなアドバイスをしても、
あえてテーマは1つに限定して、
出版化を目指している方もいます。

会社員ではなく、独立されており、
自分のビジネスに関連づけたアイデアやサービスを
より多くの人へ知ってもらいたいという目的で、
出版を考えている方も少なくありません。

確かに、見事出版化して、
書店店頭であなたのビジネスを紹介した本が売られていたら、
あなたの書籍は多くの方の目に触れ、
認知されることかと思います。

そのこと自体、悪いと批判するわけではありませんが、
もう少し広い視野で物事を考えてみたらどうでしょう?


私はこういう風に出版化を考える方には、
次のようなアドバイスをしようかと思っています。

端的にいうと、あなたの会社を応援したいという人が書店に行くのではなく、
自分の問題を解決してくれる本を見つけるために人は書店に行くものだ、ということです。


あなたの会社がどんなに魅力的であれ、
商品やサービスが画期的なものであれ、
店頭で本を手に取り、パラパラとめくった結果、
「これって会社の宣伝?」と思われた時点で、
人はその本を買うことはありません。

あなたの会社のファンが応援したいという一心で、
本を買うことはないとは言い切れませんが、
そもそもの目的は多くの人に存在を伝えることですので、
期待している主旨とが違うはずです。


なので、一回自分のビジネスを宣伝したいという売りを手放して、
問題解決を考えている読者に解決手法を提供できないかと、
考え方をシフトしてほしいと思います。

解決手法が読者である自分のためになるものだとわかれば、
その人は、あなたや会社の存在に気づき、
あなたのSNS発信やビジネスに関心を持つでしょう。

出版する目的を、
ビジネスを知ってもらいたいと定めるのではなく、
読者の問題解決に貢献したいと定めるようにしましょう。

結果的に、その方があなたやあなたの会社のファンが増えるはずです。


また、出版テーマは最初は幅広く考えるといったのは、
それだけを言いたいために主張したわけではありません。

あなた自身、これは大したスキルではないと思っていたことが
思いもよらぬニーズを喚起するものであったり、
イデアを出そうとする過程で色々な可能性があることに気づいたりします。

昨日も言いましたが、考えて出したテーマを今の自分が書けるかどうかは、
この段階では考えなくて良いです。

どうしても、ここに弱点があるから書けないなというものがあれば、
その弱点を克服すれば、書けるわけですし、
克服しようという目標も定まります。

自己成長につながり一挙両得です。


とにかく、出版テーマは幅広く考えること。
これを実践してみましょう。

明日、もう少しこの幅広く考えることについて、
詳しく考えていきたいと思います。

それでは、また!