仕事を楽しめているか?
今日は午前10時に仕事の用事があり、電車に乗る機会があったのですが、
9時過ぎの田園都市線はやはり空いていました。
私が会社員として出勤していた時は、常にすし詰め状態で、
あまりにも人が多いため、しょっちゅう電車が止まっていましたから、
これが同じ電車なのかと思うくらいでした。
それでも、今日私が乗った時にはすでに座席は空いておらず、
おそらく時差出勤も推奨されているなかでしょうから、
今日も会社に向かう方は少なくないんだろうなと思います。
嫌なそぶりも出さず、黙々と会社に向かう姿、本当に頭が下がります。
ただ、一方で感じたのは、皆さん、表情が暗いんですよね。
皆がスマホ片手に下を向き、笑顔はおろか、口角すらもあげず、
会社に行くのが憂鬱に思っているのかもしれないと感じました。
気持ちはわかります。
私自身、会社に行くのが本当に嫌で、
会社に近づくにつれ、気持ちが沈んでいくこともありました。
仕事以外の時くらい、楽しいことを考えていたいと思っていましたし、
おそらく同じように出勤時は暗い顔をしていたと思います。
非常に共感できることではあるのですが、
やはり、仕事に楽しみを感じないと、
人生を損してしまっていると思うのです。
例えば、9時から18時までを定時だとすると、
最低1日24時間の3分の1を仕事時間に費やすわけです。
さらに、6時間の睡眠と、あわせて1.5時間の食事時間(朝食と夕食)、
1.5時間の会社と家の移動時間、そして入浴時間などを考えると、
自由に使える時間は多く見積もっても、6時間ほどしかありません。
確かに、土日はフルに使えると思うかもしれませんが、
家族サービスをしたり、家のことも考えないとならず、
その二日間でやりたいことを全て詰め込めるわけではないでしょう。
そのため、仕事をいかに楽しめるか、といった発想が何より大事だと思うのです。
今まで仕事という苦役の時間が楽しい時間になれば、
オセロの黒い駒が一気に白い駒にひっくり変わるように、
実に爽快な気持ちになるでしょう!
では、どのように仕事を楽しいものにするのか?
思いついたものを三つ挙げます。
- ノルマのとらえ方を変える
- 社内の人間関係を良くする
- 自分の裁量を広げる
特に、私は1が大事だと考えています。
私は特にそうなんですけど、
人から仕事を押し付けられるのを嫌がるところがあり、
その度に「その態度はないよ」と言われてきました。
本当に面白くないんですよね。
クリエイティブな仕事を任せてもらえば、
結果を出すように頑張るのに、とすら思っていました。
しかし、そのクリエイティブな仕事も、
会社や上司の意向も考えた上で進めないとうまくいきませんし、
結局どんな仕事に就いたとしても、
仕事を押し付けられる感覚は抜けないのかと思います。
つまり、仕事を押し付けられるという感覚を拭い去らない限り、
仕事を楽しめる境地には至らないのではないでしょうか。
ビジネス書の著者さんは例外なく、仕事を楽しめる達人ばかりです。
そんな方々の話を聞いて、ともに仕事をして、感じたのですが、
ノルマの捉え方で仕事を楽しめるかどうか決まるのではないかと思うのです。
- 仕事を楽しめない人は、会社や上司がノルマを決めると考える
- 仕事を楽しめる人は、自分でノルマを決める
こんな風に感じます。
いかに自分ごとに落とし込むかが大事になります。
例えば、「会社としてこういうジャンルの本が欲しい。企画を考えてくれ」と言われた時、
個人的にあまりそれがピンと来なかった時、
こう自分で楽しめる設定にしました。
「会社の方針に沿いながら、自分がその立場になった時、読みたいと思う本を作る」
自分が読みたいと思える本というのが、
自分に課したノルマであり、ミソなんです。
真剣に調べ、考えていると、会社と自分の接点を見出せたり、
魅力的な著者さん候補を見つけられたり、
売れる企画になることが多々ありました。
こうして、結果が出ると皆に褒められて楽しいと実感するものです。
要は、考え方次第で、仕事が楽しくなるように思います。
意識しないと辛い感情に引きずられますが、
是非とも自分に楽しい設定のノルマを課してもらいたいです。
それでは、また!