ビジネス書の作家を目指すための読書の仕方

「不要不急の外出は避けてください」
とお達しが出てしまいましたね。

みなさん、外に出られないことに、ストレスを感じていませんか?

Zoomを使ったオンライン飲み会などをしている人もいるぐらいですから、
外に出たいなぁなんて、日々を悶々と過ごしている方、少なくないように思います。

私も本来ならば、今日行きたかったセミナーがあったのですが、
当然のことながら、キャンセルとなり、
その時間帯は自宅での作業時間に切り替えられてしまいました。

・・・本当に残念ですね。

ただ、逆に考えれば、外出する用事がキャンセルされたのなら、
その代わりに普段できなかったことに力を入れられますよね。

特に、ゆくゆくはビジネス書を書きたいというのなら、
この機会に、読書の質を向上させることをお勧めします。

今、外出自粛ムードだからこそ、
ビジネス書作家になりたいという夢に近づけるチャンスでもあるのです。

そこで、あなたはどんな本を選び、
どのように読書をしていくのか、
オーダーメイドの読書法を一緒に考えていきましょう。

私が提案する手順はこちらになります。

  1. 自分が書くべきテーマを洗いざらい出してみる
  2. テーマを一つ決め、大事な原則を5つほど挙げてみる
  3. その原則の一つ一つに対して自分自身の習熟度をチェックする
  4. 弱い部分がわかったら、その弱い部分を解決してくれそうな本を選ぶ
  5. その本の中から解決策を抽出し、とにかく実行していく

非常にシンプルです。

まず、先日のブログ記事で、「読書をする目的」を決めようと伝えました。
自分の問題や課題を可視化して、解決し得る本を選び、
問題解決に根ざした本の読み方をしようという話でしたね。

さて、このフェーズでいうと、
あなたはビジネス書の著者になることを目的に置くべきです。

とにかく「はたして、何のテーマを書くべきなんだろう?」と自問自答をして、
テーマの大小にこだわらず、どんどん思い浮かんだテーマを書き出していきます。

例えば、SEの仕事をしているのなら、
「エクセルの効率的な使い方」「時短で仕事をする方法」などの技術的なテーマでもいいですし、
「キャリアメイク」「部下をマネジメントする方法」などの大きなテーマでもかまいません。

書き出したら、直感でもいいので、一つテーマを決めて、
このテーマを大きく5つ分けるとしたら何が大事か、
大事な原則を考えていきます。

例えば、「リーダーの仕事」とテーマを決めたら、
部下が動くようにする必要があるから、
「日々のコミュニケーション」も大事だし、
「仕事の教え方」も大事だし、
「任せ方」も大事だよな、
などと考えていきます。

この時、5つよりも多くなりそうなら、
それでも構わないのですが、
無理矢理にでも5つは出してみてください。

その、自分が挙げた5つの原則を客観的に見て、
「どこか自分の弱点はないか」をチェックしていきます。

その、弱いところが改善していくべき課題であり、
その課題をクリアーする目的がそのまま読書の目的となります。
つまり、その弱点を補強してくれそうな本を選べばいいわけです。

もし、「いやいや、自分は完璧ですよ」と判断できたのなら、
すぐにその5つの原則をさらに細分化してみて、
今一度チェックしてもいいでしょう。

それでも「何言ってんの、完璧なんですけど」というのなら、
もうそのテーマで出版するぞと決めて、
企画書や原稿を書き始めてみましょう。

少し話を戻しますが、
読むべき本がわかったら、あとは本を選び抜きます。

あなたの将来のための活動は、
「超重要早急の用事」(笑)ですので、
堂々と書店に行き、選書することをお勧めします。

自分の足で自分のテーマが置いてあるコーナーに行き、
自分の手で本をとり、自分の目で見て、
自分の頭で役に立つ本を識別するのです。

もちろん、評判の本を買うことを否定しませんが、
そういう本があなたにとって、
大事な本であるとは限りません。
5冊ほどは買ってみてください。

もし、買って読んでみて、
「この本はちょっとイマイチだな」と思ったら、
もうその本を読むのを諦めて、
次の本を読み始めてもいいでしょう。

そして、最後のフェーズですが、
本を読んで得たものはちゃんとメモを残し、
明日からの行動に役立てましょう。

やはり読書したら行動するという流れは作っておきたいところです。

私がこれまで一緒に仕事をしてきた、
ビジネス書で快進撃をあげている方は、
読書と行動をセットで考え、愚直に行動されています。

実績を上げている方と一般の方の差は、
能力以上にこういう「意識の高さ」にあらわれるのです。

常々感じます。

非常に大変かと思いますが、
この長い記事を読んでくださったあなたは、
是非ともビジネス著書になるという夢を叶えてください。

応援しています。

それでは、また!