企画書の仮タイトルについて その④
いよいよ今日で「企画書の仮タイトルについて」が最終回になります。
今一度おさらいしますと、
なかなか編集者は一つひとつの持ち込み企画に目を通すことができないため、
パッと見で「これはあかんな」と思わせないよう、
仮タイトルで惹きつけましょう、ということです。
そして、基本ポイントは下記の通りでしたね。
- 端的に何の本かわかる
+
- 自分の売りをキャッチコピー化して散りばめる
- 共感してくれそうなワードを入れる
- 読者の未来像を見せる
また、前回までの記事はこちらです。
あわせて読んでみてくださいね。
企画書の仮タイトルについて その①
企画書の仮タイトルについて その②
企画書の仮タイトルについてその③
さて、今日は「読者の未来像を見せる」を紹介していきます。
①~③までの解説にも、ちょこちょこ「未来像」を感じさせる言葉も出ていたので、
想像しやすいかと思います。
ただ、今日はぼんやりとした未来像ではなく、
ビビッドな色で描くような具体的な「未来像」を考えていきましょう。
たとえば、こんな感じですね。
『10年で自分年金2000万円をつくる~』
『年収2000万円を突破する~』
『TOP何パーセントになる~』
ご覧のとおり、数字でまとめられていることに、気づくでしょう。
「未来像を見せる」とはいえ、
仮タイトルで表現するには、
少ない言葉でまとめないとならないため、
数字との相性がいいのです。
「未来像を数字で表すには?」
という視点を常に持つようにしましょう。
また、他の仮タイトル基本ポイントと組み合わせられそうと、
勘のいい方は思われたことでしょう。
その通りです。すばらしいですね。
『契約数0から年間1000件超!』
『ダメ社員からTOP3%のセールスレジェンドに!』
共感と組み合わせると、
インパクトが出てきます。
とにかくいろいろな要素を書き出して、タグを作って、
遊び感覚で組み合わせてみてください。
意外性があって魅力的なものができあがるかもしれません。
今日まで、基本ポイントを紹介しました。
もちろん、基本なので、さらに応用していくことも大事です
基本をまずは身に沁み込ませて、
自分なりの工夫をしていきましょう。
それでは、また!