ありふれた内容でも面白い原稿に変わるためのコツ

ビジネス書を読み慣れている方は、
お気づきだと思いますが、
成功哲学も理論も、多くの方が伝えたいことは似ていたりするものです。

私もこの仕事をしてきて、
なるべく多くのビジネス書を読むようにしていますが、
それでも途中から読むのがしんどくなります。

マンネリな論理展開で、月並みな表現ばかりで、
既視感を覚えるとともに、退屈さを感じてしまうのです。

そういうことって、ありませんか?

これに対し、共感を覚える方、少なくないでしょう。

文章を書いていきたいというのなら、
そう言ったビジネス書を読む人たちの気持ちも考えて、
日頃から準備してもらいたいと思います。


では、早速、ありふれた話でも相手を惹きつけるための工夫を紹介していきましょう。

  • 他のことでたとえる
  • 使われていない、希少性のある事例を使う
  • 偉人のエピソードを使う
  • 経験談(失敗談)を入れる


なんだか盛りだくさんな感じなので、
特に、一番上を中心になるかと思われます。



まず、「他のことでたとえる」ですが、
もちろん、使い古されていない表現をするというのが前提です。

この話をする際に、
逆に、ありきたりな表現とは何かというのを抑えておくといいでしょう。

ありきたりなものは、
ビジネス書の類書で紹介されているものと、
ここでは定義します。

つまり、あなたが今書いているテーマで、
先人の著者さんがその表現を使っていれば、
ありふれた話認定されかねないということです。

例えば、「レンガを積む大工の話」など、
ビジネス書をよく読む人ならば、
お約束とも言えるたとえ話があることに気づいていると思います。

もちろん、必ずしも使うなということではありませんが、
そういうお約束がマンネリに思われかねないことに、
気づいてもらえたら嬉しいです。



次に、どう他のことにたとえるかですが、
自分の好きなものや趣味でたとえられないかを探すことをお勧めします。

なぜなら、ネタを仕入れるのが楽しいからです。

あなたが野球観戦が好きだったら、
野球関連の情報を得たり、本を読むことだって苦ではないでしょう。

それに、よくよく考えてみれば、野球で成功する考え方って、
仕事でうまくいく方法と相通ずるところがあります。

例えば、メジャーリーガーだったイチロー選手は、
バットを少しも湿らさないように、
除湿剤を入れたジュラルミンケースに入れて持ち運びしていたという話、
聞いたことがあるかもしれません。

これなどはプロの管理として、仕事と関連づけやすそうですよね。

割と有名な話ではあるのですが、
自分のテーマで他の方がこの事例を挙げていないのなら、
使うのはありだと考えて良いでしょう。



その他、日々、街を歩く時、「何かでたとえられないか」とアンテナを張ることも、
習慣としてやっておきましょう。

意外なものでたとえられることに気づくはずです。



最後に、「会ってすぐに人を惹きつけるコツ」をトップ営業マンに教えてもらったことがあるので、
シェアさせてください。

どんなコツかというと、
自己紹介の時に「私は〇〇の枠の中で例えると□□です」という構文を作ることです。

このことも併せて、何かに例えることを習慣としてみましょう。



それでは、また!